機会均等(読み)キカイキントウ

デジタル大辞泉 「機会均等」の意味・読み・例文・類語

きかい‐きんとう〔キクワイ‐〕【機会均等】

権利待遇を平等に与えること。「教育における機会均等
外交政策上、自国内における諸外国の経済的活動に対して、どの国にも平等の待遇を与えること。

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精選版 日本国語大辞典 「機会均等」の意味・読み・例文・類語

きかい‐きんとうキクヮイ‥【機会均等】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 外交政策上、諸外国に対し、国内での通商、事業経営などの活動に関して、平等の待遇を与えること。
    1. [初出の実例]「各国商工業の為めに、機会均等の主義を維持することを相互に約すること」(出典:毎日新聞‐明治三七年(1904)二月九日)
  3. ある特定の人に与えた待遇、権利を、他の人に対しても平等に与えること。
    1. [初出の実例]「教育の機会均等などは逸早く実行さるべき社会政策の一であるやうに思ふ」(出典:話の屑籠〈菊池寛〉昭和八年(1933)五月)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「機会均等」の意味・わかりやすい解説

機会均等
きかいきんとう
equal opportunity

競争の出発点の条件を等しくすること。一般に平等には機会資格,権利など形式的処遇における等しい取扱いを求める「機会の平等」と,諸個人の社会的相互作用の結果生じた富や社会的影響力の不当な格差を是正しようとする「結果の平等」とがあるが,機会均等はこのうち前者の平等を支持する論拠として用いられることが多い。たとえば出発点の平等が確保されていれば,競争の過程でどのような格差が生じたとしても,それは個人の意志努力に帰せられるべきものであり,それを国家政府介入によって強制的に是正しようとするのは一種強奪であり,道徳的に正当化しえないとされる。しかしどこまで条件を等しくすれば真の機会均等になるのかなど,論議余地は少くない。

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四字熟語を知る辞典 「機会均等」の解説

機会均等

ある特定の人に与えた待遇、権利を、他の人に対しても平等に与えること。

[使用例] 髪をぼうぼうにした学生が、紋附の羽織などを着て、官学閥の打破とか、機会均等とかいうことを、大声疾呼して大いに熱弁をふるっていた[中谷宇吉郎*私の履歴書|1951]

[使用例] 教育の機会均等は国民の権利ですよ。奨学資金、奨学資金と、資本家の投げ銭をそんなに有り難がる必要が何処にあるか[高橋和巳*我が心は石にあらず|1964~66]

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旺文社世界史事典 三訂版 「機会均等」の解説

機会均等
きかいきんとう

門戸開放宣言

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