日本大百科全書(ニッポニカ) 「義経号」の意味・わかりやすい解説
義経号
よしつねごう
1880年(明治13)にアメリカのH・K・ポーター社から輸入し、弁慶号とともに北海道で最初に走った7100形蒸気機関車。1923年(大正12)民間工場の入換え用に払い下げとなり、改造されて働いていたが、国鉄開業80周年記念事業の一つとして、1952年(昭和27)国鉄鷹取(たかとり)工場で復原され、同工場で動態保存されていた。1991年(平成3)から2014年(平成26)までは交通科学博物館(大阪市。2014年閉館)に保存展示されていた。2016年より新設の京都鉄道博物館で展示。2004年(平成16)には鉄道記念物に指定された。
[松澤正二 2017年1月19日]
『臼井茂信著『機関車の系譜図Ⅰ』(1973・交友社)』
[参照項目] |
| |