日本歴史地名大系 「羽倉」の解説 羽倉はくら 新潟県:中魚沼郡津南町寺石村羽倉[現在地名]津南町上郷寺石 羽倉寺石(てらいし)村の枝村で信越国境の集落。信濃川対岸は宮野原(みやのはら)村逆巻(さかさまき)。背後に山伏(やまぶし)山への道が通じる。正保国絵図に高六〇石余とみえる。元禄五年(一六九二)の寺石村明細帳(石沢高能氏蔵)では田三町九反余・畑三町二反余。青苧畑四反余・切替畑六反余、漆木一五本。家数は本百姓九・神主一、男五三・女四五・神主一、馬七。小物成のなかに鮭一尺・縮二反がある。近世初頭から延宝二年(一六七四)の間に信濃側森(もり)村(現長野県下水内郡栄村)との間で国境争いとなった山論があった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by