共同通信ニュース用語解説 「珠洲焼」の解説
珠洲焼
石川県珠洲市に伝わる焼き物で、県の伝統的工芸品に指定されている。酸素を抑え、鉄分を多く含む珠洲の土を1200度以上の高温で焼き上げることで「黒灰色」と呼ばれる色に仕上がる。市によると、平安時代末期から生産され、一時は日本列島の4分の1が商圏となった時期もあったが、15世紀に姿を消した。戦後、窯跡の発掘調査が行われ、地元作家らが生産技法を研究。1979年から再びつくられるようになった。現在、職人は約50人。
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