翠ニッケル鉱(読み)すいニッケルこう

最新 地学事典 「翠ニッケル鉱」の解説

すいニッケルこう
翠ニッケル鉱

zaratite

化学組成Ni3(CO3)(OH)4・4H2Oの鉱物。おそらく立方晶系。皮殻状,鍾乳石状,乳房状をなす顕微鏡的結晶集合体をなす。格子定数a0.615nm, 単位格子中1分子含む。断口貝殻状,硬度3.5, 比重2.57~2.69。ガラス~脂肪光沢,エメラルド緑色,条痕淡緑色。透明~半透明。透過光で緑色,光学的等方体,弱い複屈折を示すことがあり,屈折率1.56~1.61。NiをMgが置換可能。熱希HClに発泡し易溶。苦鉄質火成岩や蛇紋岩に二次鉱物として産し,クロム鉄鉱・ペントランド鉱・磁硫鉄鉱を伴う。スペインのZarateにちなみ命名。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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