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老年化指数 ろうねんかしすう

知恵蔵の解説

老年化指数

人口高齢化の水準を示す指数として高齢化率が使われることが一般的だが、65歳以上人口を15〜64歳人口で割り、100を掛けた老年人口指数も使用される。2005年10月1日現在、32.2。また、65歳以上人口を0〜14歳人口で割り、100を掛けた老年化指数も使われ、05年10月1日現在、154.1。これらに加え、近年では家族介護の視点から様々な新しい指数が使われるようになった。老親介護の人口学的可能性を示す指数である家族介護指数は、分子に40〜59歳の女子人口を、分母に65〜84歳をとる。この指数は、平均的に1人の高齢者に対して何人の中年の女性(娘や嫁など)が介護する可能性があるかを示す。分子に女子人口をとるのは、現実に女子が介護を担うことが極めて多いからだが、男女共同参画型社会が構築されるにつれて、再定義される必要がある。1990年における値は1.30だが、2010年では0.65と予想され、老親介護能力は20年間で半減することになる。また、全国の市町村について計算すると、25年には0.03という全国の最低値をとる地域(長野県南佐久郡南相木村)が出現する。地方自治体が実施している公的介護保険制度などの維持・存続を巡り、こうした指数の持つ意味は今後一層重要になるだろう。

(小川直宏 日本大学教授 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について | 情報

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