耳搔き(読み)みみかき

改訂新版 世界大百科事典 「耳搔き」の意味・わかりやすい解説

耳搔き (みみかき)

耳の孔をかいたり,耳あかなどを取るときに用いる道具。古墳時代の装身具遺品に耳かきの形をした簪(かんざし)に似たものが発見されているが,耳かきに使用したかは定かでない。江戸時代に,簪の先に耳かきをつけて特色を出した。発案貞享年間(1684-88),御厨子所預高橋宗恒によるといわれている。貞享・元禄(1684-1704)のころ,神田紺屋町長官,京都の唐人越久兵衛らが,耳のあか取りを商売にしていたという。現在では形は変わらないが,竹・金属・プラスチック製があり,耳かきの棒の先にボンテンという毛(アヒル羽毛)をつけているものなどがある。台湾で生産されるものが全体の90~95%を占める。国内産は東大阪方面で作られ,業務用(理髪店)に卸されている。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 青羽

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...

大寒の用語解説を読む