耿然(読み)こうぜん

精選版 日本国語大辞典 「耿然」の意味・読み・例文・類語

こう‐ぜんカウ‥【耿然】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙 明るくかがやくさま。また、はればれしたさま。
    1. [初出の実例]「六窓(りくさう)いまだ明けざるに、耿然たる一天虚明なる内に」(出典:光悦本謡曲・盛久(1432頃))
    2. [その他の文献]〔高適‐秦中送李九赴越詩〕

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普及版 字通 「耿然」の読み・字形・画数・意味

【耿然】こう(かう)ぜん

心がはっきりする。唐・高適秦中、李九の越に赴くを送る〕詩 越に(ゆ)くは以(ゆゑ)りと雖も 關を出でては(つひ)に耿然たり 愁霖(しうりん)向ふべからず 長路或いは(すす)み

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