聖園農場(読み)せいえんのうじよう

日本歴史地名大系 「聖園農場」の解説

聖園農場
せいえんのうじよう

浦臼内うらうすない川流域、字浦臼内に位置。高知県自由党員武市安哉が衆議院議員を辞し、キリスト教による理想的新農村建設を目的として開設した農場。通称武市たけち農場。明治二六年(一八九三)樺戸かばと集治監の用地一八九万坪の貸付けを受け、第一次二六人が入植し、土地五町歩の自由選択や日曜日の休業と礼拝を約し、アメリカ清教徒に倣って農場名を聖園とした。翌二七年さらに二〇〇万坪の貸付けを受け、第二次入植者を受入れた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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