山川 日本史小辞典 改訂新版 「聖林寺十一面観音像」の解説
聖林寺 十一面観音像
しょうりんじじゅういちめんかんのんぞう
大神(おおみわ)神社の神宮寺の大御輪(だいごりん)寺が明治初年の神仏分離により廃絶し,同寺から移された。憂いをたたえた表情,下半身の長い雄大な体躯をもつ像容が熟達した捻塑(ねんそ)技法により表され,奈良時代の木心乾漆像を代表する遺品。像高209.0cm。国宝。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報