聖籠(町)(読み)せいろう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「聖籠(町)」の意味・わかりやすい解説

聖籠(町)
せいろう

新潟県北部、北蒲原郡(きたかんばらぐん)にある町。加治(かじ)川分水左岸にある砂丘果樹園芸農村。1977年(昭和52)町制施行。日本海東北自動車道の聖籠新発田(しばた)インターチェンジがあり、国道7号、113号が通る。近世は新発田藩領に属し、加治川下流の瀬替え工事で開発が進み、近代は蒲原大地主の一人である二宮(にのみや)家が全村耕地を支配し、ナシサクランボブドウなどの果樹園芸の改良に努めた。第二次世界大戦後は町の西端に新潟東工業港が築港され、臨海工業地帯の後背地にかわっている。面積37.58平方キロメートル、人口1万4259(2020)。

[山崎久雄]

『『聖籠村誌』(1967・聖籠村)』


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