聞坊主(読み)きいたかぼうず

精選版 日本国語大辞典 「聞坊主」の意味・読み・例文・類語

きいたか‐ぼうず‥バウズ【聞坊主】

  1. 〘 名詞 〙 歌舞伎で、幕あきなどに、坊主姿の数人が「聞いたか聞いたか」「聞いたぞ聞いたぞ」と呼び合いながら登場して、観客狂言の筋を簡単に知らせる役の者をいう。能狂言間語(あいがたり)をまねた手法で、「道成寺」「鳴神」などに用いる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android