聞恋(読み)きくこい

精選版 日本国語大辞典 「聞恋」の意味・読み・例文・類語

きく‐こい‥こひ【聞恋】

  1. 〘 名詞 〙 和歌連歌などでの恋の題材一つ。まだ見ない人のうわさを聞いてその人を恋い慕うこと。
    1. [初出の実例]「聞恋。左持、契りあらば逢ひ見て後ぞ知らるべき語りし様の気色なりとも〈藤原季経〉」(出典:六百番歌合(1193頃)恋・一三番)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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