聞澄ます(読み)キキスマス

デジタル大辞泉 「聞澄ます」の意味・読み・例文・類語

きき‐すま・す【聞(き)澄ます】

[動サ五(四)]心を落ち着けてよく聞く。耳をすまして聞く。
「目をつぶって、足許あしもと小石ゆす急流の響を―・していると」〈荷風・ふらんす物語

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「聞澄ます」の意味・読み・例文・類語

きき‐すま・す【聞澄】

  1. 〘 他動詞 サ行四段活用 〙
  2. 心をしずめて聞く。耳をすまして聞く。注意して聞く。
    1. [初出の実例]「紫宸殿の上に二十丈計が程に鳴ける処を聞清(キキスマ)して、弦音高く兵と放つ」(出典太平記(14C後)一二)
  3. ききずむ(聞済)

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