聯芳庵(読み)れんぽうあん

日本歴史地名大系 「聯芳庵」の解説

聯芳庵
れんぽうあん

[現在地名]結城市結城 観音町

臨済宗妙心寺派。本尊釈迦如来。開山華蔵けぞう寺と同じく復庵宗己。宝永五年(一七〇八)の結城町明細帳之控(田宮家文書)によれば華蔵寺の末寺。しかし「法雲雑記便覧」によれば、延文三年(一三五八)新治にいはり郡新治村の法雲ほううん寺から宗己の弟子たちが師の遺骨を分け、華蔵寺に塔を建立したのが聯芳庵の成立で、実際には復庵の塔所というべきところであろう。応永三三年(一四二六)結城基光は次の寄進状(結城御代記)を発給している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android