職原鈔・職原抄(読み)しょくげんしょう

精選版 日本国語大辞典 「職原鈔・職原抄」の意味・読み・例文・類語

しょくげんしょう ショクゲンセウ【職原鈔・職原抄】

南北朝時代有職(ゆうそく)書。二巻。北畠親房著。興国元年(暦応三年(一三四〇))成立。常陸小田城で著わし、幼少の後村上天皇に献上したものとされるが、東国武士の任官要求に対する見解提示ともいう。日本の官職とその沿革などについて中国との対比をまじえて詳述。公家官制の規範を示す書として重視され、多くの注釈書がある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android