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聾教育 ろうきょういく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

聾教育
ろうきょういく

聾者に対する教育。ヨーロッパでは中世以降個々に行なわれていたが,18世紀にフランスのシャルル=ミシェル・ドレペーがパリに学校を設立してから本格化していった。日本では 1878年京都に盲唖院が発足したのを最初に,その後各地に盲唖学校が開設され,1923年には「盲学校及び聾唖学校令」が制定された。第2次世界大戦後は学校教育法により各都道府県が学校を設置することが義務づけられ,2007年から特別支援学校に受け継がれた。教育方法には大別して手話法口話法とがある。かつてはほとんどが手話法であったが,近年は読唇術,発語指導,聴能訓練を中心とした口話法も用いられている。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

聾教育
ろうきょういく

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世界大百科事典内の聾教育の言及

【口話法】より

…16世紀中葉,スペインの修道士レオンPonce de León(1520?‐84)によって試みられ,1770年ころ,ドイツのハイニッケSamuel Heinicke(1727‐90)によって本格的なものとなった。以後,消長があったが,1840年ころドイツのヒルFriedlich Moritz Hill(1805‐74)により,日常生活の中で周囲の事物を見たり触れたりしながら母親に話しかけられ,自然に言葉を理解し話すことを学ぶという,普通児と同じ方法で聾啞児に言葉を発達させる原理――母親法の原理,直観法の原理,話し言葉を言語の基礎とする原理,初めから話すことを教授の手段とする原理など――が確立され,聾教育における口話法体制が成立した。特に1880年のミラノにおける第2回国際聾教育者会議で,口話法の優秀さとその採用が決議されて以来,口話法は各国で優勢となり,手話法や手話と口話の併用法を圧倒するようになった。…

※「聾教育」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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