肋膜(読み)ロクマク

精選版 日本国語大辞典 「肋膜」の意味・読み・例文・類語

ろく‐まく【肋膜】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 肺の表面胸郭内面を覆う漿膜胸膜。〔医語類聚(1872)〕
  3. ろくまくえん(肋膜炎)」の略。
    1. [初出の実例]「東京から呼んだ職人が、肋膜に罹って」(出典:病院の窓(1908)〈石川啄木〉)

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改訂新版 世界大百科事典 「肋膜」の意味・わかりやすい解説

肋膜 (ろくまく)

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百科事典マイペディア 「肋膜」の意味・わかりやすい解説

肋膜【ろくまく】

胸膜

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世界大百科事典(旧版)内の肋膜の言及

【胸膜】より

…肺の外表面と,胸壁の内面,横隔膜の上面などを覆うひとつづきの薄い膜で,かつて肋膜ともいわれた。肺を覆う胸膜と胸壁などを覆う胸膜との間は胸膜腔とよばれるが,通常はほとんどすきまなく接している。…

【肺】より

…最も大きな単位は肺葉と呼ばれ,右肺は上葉,中葉,下葉の三つに,左肺は上葉,下葉の二つに分けられる。各肺葉は,肺を包み込む胸膜(肋膜)によって画されている。肺葉はさらに区域という単位に分けられ,それぞれ番号と名称がつけられている(図2)。…

※「肋膜」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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