肋膜炎(読み)ロクマクエン

精選版 日本国語大辞典 「肋膜炎」の意味・読み・例文・類語

ろくまく‐えん【肋膜炎】

  1. 〘 名詞 〙 胸膜に起こる炎症胸部外傷肋骨骨折肺結核肺癌などが原因となって起こる。胸膜腔に液体貯溜を示すものを湿性肋膜炎、貯溜のないものを乾性肋膜炎という。胸痛、咳(せき)がある。胸膜炎肋膜焮衝。肋膜。〔医語類聚(1872)〕
    1. [初出の実例]「肋膜炎(ロクマクエン)に悩みし病余の体を養ふとて」(出典:不如帰(1898‐99)〈徳富蘆花〉下)

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改訂新版 世界大百科事典 「肋膜炎」の意味・わかりやすい解説

肋膜炎 (ろくまくえん)

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百科事典マイペディア 「肋膜炎」の意味・わかりやすい解説

肋膜炎【ろくまくえん】

胸膜炎

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世界大百科事典(旧版)内の肋膜炎の言及

【胸膜炎】より

胸膜に起こる炎症で,肋膜炎ともよばれ,胸膜腔内に滲出液(胸水)が貯留する。滲出液が膿性の場合には膿胸(または化膿性胸膜炎),血性の場合には血性胸膜炎とよばれる。…

※「肋膜炎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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