肌を脱ぐ(読み)ハダヲヌグ

デジタル大辞泉 「肌を脱ぐ」の意味・読み・例文・類語

はだ・ぐ

上半身を脱いで、肌を現す。
本気になって力を貸す。一肌脱ぐ。
一つ―・いで世話をして遣ろうと思って」〈花袋・重右衛門の最後

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精選版 日本国語大辞典 「肌を脱ぐ」の意味・読み・例文・類語

はだ【肌】 を 脱(ぬ)

  1. 肌脱ぎになる。
    1. [初出の実例]「台所の片つ方に鏡押し立て、清(きよ)らに肥へ太りたる肌(ハダ)をぬぎ、顔つくろひ髪ゆひたるに」(出典仮名草子・都風俗鑑(1681)二)
  2. 本気になって、人のために力を尽くす。一肌(ひとはだ)ぬぐ。
    1. [初出の実例]「藤兵衛が肌(ハダ)をぬいで世話をする」(出典:人情本春色梅児誉美(1832‐33)四)

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