肝精(読み)キモセイ

精選版 日本国語大辞典 「肝精」の意味・読み・例文・類語

きも‐せい【肝精】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 骨折り。尽力。丹精。世話
    1. [初出の実例]「みな仲人(なかうど)のきもせい」(出典浄瑠璃薩摩歌(1711頃)中)
  3. 気をもむこと。やきもきすること。心配。きもせ。
    1. [初出の実例]「ハレ益なき事にあたらきもせい」(出典:浄瑠璃・田村麿鈴鹿合戦(1741)三)

きも‐せ【肝精】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「せ」は精(せい)の変化したもの ) =きもせい(肝精)
    1. [初出の実例]「此子地舞台御なじみもなければういうい敷(しき)。いかがあらんといかうきもせのたねなるぞ断かな」(出典:評判記・難波立聞昔語(1686)山村勘三郎)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む