肢間示数(読み)しかんしすう(その他表記)intermembral index

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「肢間示数」の意味・わかりやすい解説

肢間示数
しかんしすう
intermembral index

下肢の長さに対する上肢の長さの割合を表わす示数で,上肢長を下肢長で除して 100を掛けたもの。ヒトでは 70前後,すなわち上肢の長さは下肢の長さの約 70%である。しかし,ヒトに最も近縁のサルの類では,一般にもっと上肢が長い。特に,ヒトに似た特徴を最も多くもつといわれている類人猿では下肢よりも上肢が長く,示数は 100をこえる。各種のサルの肢間示数をみると,原猿類 (系統的に原始的なサル) から類人猿までは進化が進むにつれて値が大きくなっているのに,ヒトはかえって原猿類と一致している。霊長類一般は樹上生活に一層適応していった結果,長い上肢のほうが有利となったのであり,一方ヒトの場合は直立二足歩行に適応し,下肢が長くなっていったものとみられている。ヒト 68~71,類人猿 109~140,狭鼻猿 82~93,広鼻猿 74~96,原猿類 67~89。

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