上肢(読み)じょうし

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「上肢」の解説

上肢
じょうし

一般脊椎動物前肢に相当するもので,ヒトでは直立二足姿勢をとるために上肢と呼ばれる。上肢帯と自由上肢に分けられる。上肢帯はの回りで体幹に直接付着している部分であり,鎖骨肩甲骨を含む。自由上肢はいわゆるのことであり,上腕骨を含む上腕,尺骨橈骨を含む前腕,そして手に分けられる。ヒトの上肢は体重支持から解放されているために下肢よりも小さいが,運動の範囲は広く神経支配も発達し,ヒトのヒトたるゆえんである手の使用に寄与している。一般に屈筋伸筋より発達しているが,それはかつてヒトが樹上腕渡りをしていた名残りであるといわれる。

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世界大百科事典内の上肢の言及

【手】より

…手ということばには二つの意味がある。一つは広義の用法であり,俗の呼び方でもあって,上肢全体を指す。もう一つは狭義の用法であり,解剖学用語でもあって,手首から先を指す。…

※「上肢」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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