すべて 

肩身が窄る(読み)かたみがすぼる

精選版 日本国語大辞典 「肩身が窄る」の意味・読み・例文・類語

かたみ【肩身】 が =窄(すぼ・すば)る[=狭(せば)まる]

  1. 肩身が狭くなる。世間に対して面目が立たないようになる。気がひける。
    1. [初出の実例]「縦十人の中に一人候ても、新参衆の十分一、所帯をとる人々なる故、心武(たけ)ても肩身(カタミ)すはりて」(出典甲陽軍鑑(17C初)品三〇)
    2. 「おのづと肩身せばまりて朝夕の挨拶も人の目色を見るやうなる情なき思ひもするを」(出典:にごりえ(1895)〈樋口一葉〉七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

すべて 

今日のキーワード

106万円の壁

会社員に扶養されるパートら短時間労働者は年収106万円以上になると厚生年金保険料などの負担が生じて手取りが減る。将来の年金額は手厚くなるが、働き控えを招く「壁」とされ、企業の人手不足の要因となる。厚...

106万円の壁の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android