肩身が窄る(読み)かたみがすぼる

精選版 日本国語大辞典 「肩身が窄る」の意味・読み・例文・類語

かたみ【肩身】 が =窄(すぼ・すば)る[=狭(せば)まる]

肩身が狭くなる。世間に対して面目が立たないようになる。気がひける。
甲陽軍鑑(17C初)品三〇「縦十人の中に一人候ても、新参衆十分一所帯をとる人々なる故、心武(たけ)ても肩身(カタミ)すはりて」
※にごりえ(1895)〈樋口一葉〉七「おのづと肩身せばまりて朝夕の挨拶も人の目色を見るやうなる情なき思ひもするを」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android