育児手当(読み)いくじてあて

日本大百科全書(ニッポニカ) 「育児手当」の意味・わかりやすい解説

育児手当
いくじてあて

1994年(平成6)に健康保険法が改正される前の医療保険給付の一つ被保険者(または被扶養者である配偶者)が分娩(ぶんべん)し、引き続きその出生児を育てる場合には、育児手当金として胎児1人につき2000円(配偶者の場合も同様)が支給されていた。しかし、前記の法改正によって出産育児一時金が創設され、それに伴って育児手当金は廃止された。

[小谷浩之]

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