精選版 日本国語大辞典 「背中合」の意味・読み・例文・類語
せなか‐あわせ ‥あはせ【背中合】
〘名〙
① 二人の人が互いに背と背を合わせて、反対の方向を向いていること。
※伊勢集(11C後)「のけざまに人におはれしわれなれやせなかあはせに人のなるらん」
② 家などが反対向きに接し合ってたっていること。隣りあったものが互いに背をむけ合っている状態。
※作庭記(1040頃か)「おなじすわまがたなれども、或はひきのべたるがごとし、或はゆがめるがごとし、或はせなかあはせにうちちがへたるがごとし」
④ 仲の悪いこと。不和。
※雑俳・柳多留拾遺(1801)巻二「家老とは背中合のうつくしさ」
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