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胚葉説 はいようせつgerm layer theory

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

胚葉説
はいようせつ
germ layer theory

胚葉を動物体の器官原基とみなし,これからすべての器官が分化するという説。 C.ウォルフによって暗示され (1759) ,K.ベーアらを経て (1828) ,E.ヘッケルにより理論化された (72) 。胚葉は3層に区別され,外胚葉から表皮,神経系,感覚器官,中胚葉から筋肉,骨格,循環系,泌尿生殖系などの多くの器官や組織,内胚葉から消化管とその付属腺,呼吸器官などを生じる。古くは胚葉は相互に独立で,異なった動物の同一胚葉は相同と考えたが,現在胚葉は相互に転換しうることが実験で示され,胚葉の区別は絶対的でないとされている。

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