コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

胚葉 はいよう germ layer

翻訳|germ layer

6件 の用語解説(胚葉の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

胚葉
はいよう
germ layer

受精卵が卵割した結果,嚢胚期になって生じる細胞層をいう。嚢胚期には一部に細胞の陥入が生じるので胚は内外2層の細胞層となる。これが外胚葉と内胚葉である。陥入によってできた腔所は,やがで消化管になるので原腸といい,その外道口を原口という。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

はい‐よう〔‐エフ〕【×胚葉】

多細胞動物の発生過程で、嚢胚(のうはい)期以降に形成される細胞層。外胚葉内胚葉中胚葉に分けられ、それぞれ特定の器官へと分化する。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

胚葉【はいよう】

多細胞動物の初期胚に出現する三つの細胞層。卵割によって細胞数が増大するにつれて,構造が複雑になり,組織の分化が起きる。嚢胚になると外胚葉,内胚葉という2層の壁ができ,2層の間に中胚葉が形成される。
→関連項目発生

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

はいよう【胚葉 germ layer】

多細胞動物の個体発生の早期に出現する三つの細胞層。受精卵卵割によって生じた多数の細胞は,単純な上皮構造を示す胞胚を形成するが,これに続く囊胚形成期には,これらの細胞は激しい形態形成運動を通じて大きく相互の配置を変える。その結果,内外二つの細胞層,およびこの両者の間に位置する上皮性または間充織性の細胞が出現する。これらのうち,外に面した細胞層を外胚葉ectoderm,内側に向いた層を内胚葉endoderm,両者に囲まれて直接外界に接することのない細胞群を中胚葉mesodermとよぶ。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

はいよう【胚葉】

後生動物の胚発生過程の囊胚のうはい期に形態形成運動によって形成される細胞層。外側から順に外胚葉・中胚葉・内胚葉に区別され、それぞれ特定の器官となる。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

胚葉
はいよう

動物の胚において、嚢(のう)胚期以後、胚の将来の体制に関して共通の運命を担う、層状に広がる細胞の集団をいう。動物の胚は細胞分裂(卵割)を繰り返して多細胞化し、胞胚あるいはそれに相当する胚となる。この時期に細胞は一層の上皮様の構造として胚をつくる。嚢胚形成(原腸陥入)により、胚は二層あるいは三層の構造になる。このように複層化し、共通の運命を担った各層の細胞群を胚葉とよぶ。体制の簡単な動物は二層の胚葉よりなる。すなわちポケット様に落ち込んだ原腸と、これを取り囲む外側の細胞層である。この原腸をつくる細胞集団は、将来消化器およびそれに付属する腺(せん)を形づくるもので、内胚葉とよぶ。外側の細胞集団は、将来外界と交渉し、外界の情報を感取し、外界から体の内部を保護する器官や組織(感覚器、神経系、皮層など)を形づくる。これを外胚葉とよぶ。この内外二層の間に生ずるもう一層の細胞集団を中胚葉とよぶ。体制の比較的簡単な動物ではこの細胞集団は、はっきりした層状構造をとらないので中胚葉細胞といわれる。中胚葉あるいは中胚葉細胞の起源は動物によって異なるが、内外二胚葉の働きを助け、内から支える諸器官や組織(骨、筋肉、真皮、結合組織、血管系、排出器官、生殖器官など)をつくる。[竹内重夫]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の胚葉の言及

【形態形成】より

…植物細胞のようなじょうぶで厚い細胞壁cell wallのない動物細胞は,容易に形を変えたり運動して位置を変えたりすることができるからである。胚葉形成は動物個体の発生過程で最初におとずれる動的変化である。その様式はおもに卵に含まれる卵黄の量と分布に依存すると理解してよいが,基本的には一つの細胞層から性質の異なる3種類の細胞層(胚葉)が派生する過程ということができる。…

※「胚葉」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

胚葉の関連キーワード個体発生前脳発生卵割異時性極性直接発生多細胞多細胞動物

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone

胚葉の関連情報