胡黄連(読み)こおうれん

精選版 日本国語大辞典 「胡黄連」の意味・読み・例文・類語

こ‐おうれん‥ワウレン【胡黄連】

  1. 〘 名詞 〙 植物せんぶり(千振)」の異名にあてるが誤用。中国産のタツタソウの根茎を乾燥させたもの。ベルベリンを含み、漢方健胃剤。〔全九集(1566頃)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「胡黄連」の解説

胡黄連 (トウヤク)

植物。リンドウ科の二年草,園芸植物,薬用植物センブリ別称

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世界大百科事典(旧版)内の胡黄連の言及

【コオウレン】より

…コオウレン属Picrorhizaには2種類あり,もう1種P.scrophulariiflora Pennellはヒマラヤ東部のネパール,チベットから中国の雲南省,四川省にみられる。ともに根茎を乾かしたものをサンスクリットでkatukaまたはkaturohinī,漢方で胡黄連(こおうれん)と呼び,健胃・解熱薬として用い,正倉院の薬物中にも見いだされる。根茎に苦味があり,配糖体ピクロリジンpicrorhizinを含むが,薬理については不明である。…

※「胡黄連」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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