胸を貸す(読み)ムネヲカス

デジタル大辞泉 「胸を貸す」の意味・読み・例文・類語

むね・す

相撲で、上位力士下位の者にけいこ相手をしてやる。また、一般に実力のある者が下の者の練習の相手をしてやる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「胸を貸す」の意味・読み・例文・類語

むね【胸】 を 貸(か)

① 考えを示す。助言助力をする。
※歌舞伎・黒手組曲輪達引(1858)三幕「お前の知慧が借りたいゆゑ、ちょいと胸を貸(カ)しておくんなさいよ」
② 相撲で、上位の者が下位の者の稽古の相手をしてやる。また一般に、実力の上の者が、下の者の練習の相手をしてやる。
※今年竹(1919‐27)〈里見弴〉昼の酒「あの、ペイペイに胸を貸して、ドスンドスンぶつかせる奴のことを」

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