能登部神社(読み)のとべじんじや

日本歴史地名大系 「能登部神社」の解説

能登部神社
のとべじんじや

[現在地名]鹿西町能登部上

堂前の眉丈どうのまえのびじよう山麓高台南東に面して鎮座する。祭神は能登国造の祖神と称される能登比古神、能登臣の祖神と称される大入杵命。旧県社。宝暦一〇年(一七六〇)の能登国大小神社帳(清水文書)に兄宮能登比古のとひこ神社、旧号能登生国玉比古のといくくにたまひこ神社とあって、「延喜式」神名帳に載る能登郡の能登生国玉比古神社にあてられるが、七尾市所口ところぐちや当町金丸かねまるの同名社に比定する説もある。江戸時代には能登比古神社・上宮かみのみやとも称された(能登志徴)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android