脇柱(読み)ワキバシラ

デジタル大辞泉 「脇柱」の意味・読み・例文・類語

わき‐ばしら【脇柱】

能舞台正面の、向かって右手前の柱。すぐ右側がワキ座大臣柱

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精選版 日本国語大辞典 「脇柱」の意味・読み・例文・類語

わき‐ばしら【脇柱】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 能舞台正面の、向かって右手前にある柱。そのそばに主としてワキ方がすわるところからいう。また、ワキがしばしば大臣の役であるところから、大臣柱(だいじんばしら)ともいう。〔紙上蜃気(1758)〕
  3. ワキが数人出る場合、中心となるワキ。主脇(おもわき)ともいう。古くは合唱を統率する役をも兼ねた。
    1. [初出の実例]「時々、牛熊、わきばしらをせし也」(出典:申楽談儀(1430)序)

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