大臣柱(読み)ダイジンバシラ

デジタル大辞泉 「大臣柱」の意味・読み・例文・類語

だいじん‐ばしら【大臣柱】

能舞台で、正面の向かって右手前にある柱。ワキ座の側にあるので、脇柱ともいう。
歌舞伎舞台で、向かって右側にある柱。のちにはこれに対する左側の柱も併称

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精選版 日本国語大辞典 「大臣柱」の意味・読み・例文・類語

だいじん‐ばしら【大臣柱】

〘名〙
① 能・歌舞伎の舞台で、正面観客席から向かって右側にある柱。脇柱。歌舞伎では、後世、左右両側の柱をいう。
※虎明本狂言・墨塗(室町末‐近世初)「手まねきをして、しうを太臣ばしらのかたへよびよせ、右のとをりをいふ」
② しっかりしたひいき客。たよりになる後援者。
浮世草子傾城禁短気(1711)一「惣じて女郎に勿躰のつくも、後に根強き大臣柱(バシラ)のすはってあるから也」

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歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「大臣柱」の解説

大臣柱
(通称)
だいじんばしら

歌舞伎・浄瑠璃外題
元の外題
立烏帽子大臣柱
初演
宝永5.11(大坂・嵐三十郎座)

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百科事典マイペディア 「大臣柱」の意味・わかりやすい解説

大臣柱【おとどばしら】

能舞台

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