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脊髄横断性症候群 せきずいおうだんせいしょうこうぐんtransverse lesion of the spinal cord

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

脊髄横断性症候群
せきずいおうだんせいしょうこうぐん
transverse lesion of the spinal cord

脊髄の横断面に障害が起ったときにみられるもので,白質損傷による脱落症状と,灰白質損傷による脱落症状とがある。白質は,中枢と末梢を連絡する神経線維の通路であるから,きわめて小さい損傷でも,損傷部位以下の神経支配領域の運動および知覚の麻痺を起す。これに対して灰白質は,主として水平方向の短経路神経線維なので,損傷した高さの脊髄根の支配部位のみが障害を受けるにすぎない。原因としては外傷,脊髄炎,腫瘍などがあげられる。なお,脊髄の半側だけの横断性損傷によるものは,ブラウン=セカール症候群という。

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