脛楯(読み)はいだて

精選版 日本国語大辞典 「脛楯」の意味・読み・例文・類語

はい‐だて【脛楯・佩楯・膝甲】

  1. 〘 名詞 〙 甲冑の小具足の一種草摺臑当(すねあて)との間の大腿部の防御具。歩兵用として室町時代から盛んに用いられた。その作りによって宝幢(ほうどう)脛楯・伊予脛楯・越中脛楯・板脛楯・瓦脛楯・踏込(ふんごみ)脛楯・鎖(くさり)脛楯・因幡脛楯などの種類がある。膝鎧(ひざよろい)
    1. 脛楯〈集古十種〉
      脛楯〈集古十種〉
    2. [初出の実例]「極大邪見のはいだてに、誹謗三宝の裾金物をぞ打ったりける」(出典:寛永版曾我物語(南北朝頃)六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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