出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…脱窒素作用ともいう。一般には土壌に存在するバクテリア(脱窒菌)の働きで主として硝酸態窒素NO3-が窒素ガスN2もしくは酸化窒素N2Oの形に還元されて大気中に土壌からガス状で揮散する現象をいう。…
…その際のNO3-の還元の度合は細菌の種類により異なり,NO2-,N2,またはNH3まで還元するものがある。N2まで還元される場合は,特に脱窒素作用または脱窒denitrificationと呼ばれる。脱窒の場合には,N2のほかにN2O,NOが副次的に形成されることがある。…
…大気中の放電現象などによる固定,生物的固定(放線菌やアゾトバクターやある種のラン藻などが行う空中窒素固定),肥料生産の工業的固定などを通じて硝酸態またはアンモニア態窒素が生成する(図3)。生物体ではタンパク質の主要成分として存在する窒素の循環は,脱窒素作用(硝酸態窒素の還元による分子状窒素の生成)によって完結する。工業的窒素固定は,全窒素固定の3分の1にもなり,人間の関与の大きさを示している(図4)。…
※「脱窒素作用」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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