脳波検査(読み)のうはけんさ(その他表記)electroencephalography

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「脳波検査」の意味・わかりやすい解説

脳波検査
のうはけんさ
electroencephalography

手足を動かしたり,物を見たりする脳の機能は神経細胞の電気的活動によって行なわれている。この電気的活動を観察して診断補助とするのが脳波検査である。脳卒中によって脳細胞に異常が起きれば,この電気的活動が低下するから,脳波に異常が現れる。脳波は心電図と異なり,不規則な速波 (サイクルの多い波) や徐波などが混在した波形で,これを一定時間連続して記録する。また光刺激や音刺激などの負荷誘発を行なったり,コンピュータで何百回何千回の波形を加算したり,その他の処理をしたりして,脳皮質や脳幹の機能をより選択的に抽出しようとする電気生理学的な方法も考えられている。

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世界大百科事典(旧版)内の脳波検査の言及

【ひきつけ】より

… 重積状態とは,痙攣発作が長時間続くか,反復して起こり,発作間欠期に意識が戻らない場合をさし,この状態が続くと生命にかかわったり,重大な後遺症を残すので,なるべく早く止める必要があり,また止まったあとも入院治療が必要なことが多い。
[原因と脳波検査]
 痙攣発作の原因には種々のものがある。脳起源のことが多いが,脊髄起源のものもある。…

※「脳波検査」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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