腑が抜ける(読み)フガヌケル

精選版 日本国語大辞典 「腑が抜ける」の意味・読み・例文・類語

ふ【腑】 が 抜(ぬ)ける

  1. 思慮分別がなくなる。
    1. [初出の実例]「腑のぬけたる仁に海老をふるまひける」(出典:咄本・醒睡笑(1628)二)
  2. いくじがなくなる。勢いがなくなってぼんやりする。ふぬけになる。
    1. [初出の実例]「顔を見ると、だらけて、はや、腑が抜けて」(出典:日本橋(1914)〈泉鏡花〉五八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

1 《「礼記」月令から》カワウソが自分のとった魚を並べること。人が物を供えて先祖を祭るのに似ているところからいう。獺祭魚。おそまつり。うそまつり。2 《晩唐の詩人李商隠が、文章を作るのに多数の書物を座...

獺祭の用語解説を読む