腰を上げる(読み)コシヲアゲル

デジタル大辞泉 「腰を上げる」の意味・読み・例文・類語

こし・げる

座っている人が立ち上がる。「出発時刻と聞いて―・げる」
行動するための態勢をとる。「綱紀粛正にやっと重い―・げる」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「腰を上げる」の意味・読み・例文・類語

こし【腰】 を 上(あ)げる

  1. 立ち上がる。席を立つ。座を外す。
    1. [初出の実例]「やっと歌は腰をあげて機嫌よく向島をあとにした」(出典:湯葉(1960)〈芝木好子〉)
  2. 事に取りかかる。行動に移る。みこしを上げる。
    1. [初出の実例]「やれ土地だ、やれ奨励金だと積み上げたものだが、誰も容易には腰をあげ得なかったものだ」(出典:後裔の街(1946‐47)〈金達寿〉五)

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