腸間膜動脈性十二指腸閉塞症(読み)ちょうかんまくどうみゃくせいじゅうにしちょうへいそくしょう(その他表記)arterio-mesenterial duodenal occulusion

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

腸間膜動脈性十二指腸閉塞症
ちょうかんまくどうみゃくせいじゅうにしちょうへいそくしょう
arterio-mesenterial duodenal occulusion

上腸管膜動脈と脊椎前後を圧迫されて,十二指腸下部が閉塞して内容の通過障害を起した状態。やせた内臓下垂の人で小腸が骨盤内に落込んでいる場合とか,急激な麻痺で胃や十二指腸が著しく膨満し,骨盤内に押下げられた場合が原因となる。おもな症状は上腹部の膨満,腹痛と嘔吐で,ときにはショック症状を示す。保存的に治療してなおらなければ,外科的に胃と腸を吻合して通過障害を取除く。

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