腹持(読み)ハラモチ

デジタル大辞泉 「腹持」の意味・読み・例文・類語

はら‐もち【腹持(ち)】

食物消化が遅く、なかなか腹が減らないこと。「米の飯は腹持ちがよい」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「腹持」の意味・読み・例文・類語

はら‐もち【腹持】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 腹のぐあい。腹の調子
    1. [初出の実例]「妄相の腹もちあしくは阿伽陀円の念仏丸を用ひ」(出典:俳諧・三千風笈さがし(1701)下)
  3. 食べた物の消化が遅くて、腹の中に長い間たまっていること。腹がなかなかすかないこと。
    1. [初出の実例]「味噌豆を能く熬りて升の底にて押し割り麦又は稗、野菜の類を混ぜて炊く時は至極腹持(ハラモチ)の宜しきものにて」(出典江戸から東京へ(1922)〈矢田挿雲〉七)

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