精選版 日本国語大辞典 「膏肓に入る」の意味・読み・例文・類語 こうこう【膏肓】 に 入(い)る ① (「春秋左伝‐成公一〇年」の「疾不レ可レ為、在二肓之上、膏之下一」によることば。病がからだの奥深いところに入る意から) 病気が重くて、回復の見込みのない状態に至る。→やまい(病)膏肓に入る。※常山文集(1718)二〇・祭文「豈知一病遂入二膏肓一、秦越失レ拠治療無レ方」 〔劉基‐感興詩〕② 一つの物事に夢中になって救いがたい状態になる。→やまい(病)膏肓に入る。※談義本・根無草(1763‐69)序「こいつまた欲ばる病の膏肓(カウカウ)に入りたる親父なり」 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報