膝皿貝(読み)ひざらがい

精選版 日本国語大辞典 「膝皿貝」の意味・読み・例文・類語

ひざら‐がい‥がひ【膝皿貝・火皿貝】

  1. 〘 名詞 〙 軟体動物多板綱ヒザラガイ科の一種、または多板綱に属する種類の総称。ヒザラガイは体長約六センチメートル。体は小判形で、短いとげがあり、背面中央に八枚の殻片が一列に並ぶ。全体に暗褐色を帯びる。雌雄異体。北海道南部以南に分布し、岩の上に付着する。はがすと腹側に湾曲するので、ひざが曲がるのに見たててこの名があり、老人の背にたとえてジイガセともいう。肉は食用にされることもある。ヒザラガイ類は日本近海から約九〇種ほど知られていて、ケムシヒザラガイケハダヒザラガイヤスリヒザラガイなどが普通にみられる。石鼈。〔生物学語彙(1884)〕

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関連語 名詞

動植物名よみかた辞典 普及版 「膝皿貝」の解説

膝皿貝 (ヒザラガイ)

学名Acanthopleura japonica
動物。クサズリヒザラガイ科の貝類

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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