膠結作用帯(読み)こうけつさようたい(英語表記)belt of cementation

岩石学辞典 「膠結作用帯」の解説

膠結作用帯

解析変質作用(katamorphism)の帯の下部地下水面より下の部分.この地域では解析変成作用の帯に特徴的な反応として,酸化作用,炭酸塩化作用水和作用および溶液が加わり,膠結作用(cementation)が重要な役割を果たす.ここでいう解析変成作用の帯はヴァン・ハイスによるもので,地球の表面近くに分布する帯[Van Hise : 1904].この語のさらに一般的な使用は,地殻深部の変成作用の帯を含む.

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android