臍嚢(読み)サイノウ

デジタル大辞泉 「臍嚢」の意味・読み・例文・類語

さい‐のう〔‐ナウ〕【××嚢】

稚魚の腹にある袋。中に卵黄が入っていて、自分でえさがとれるようになるまでこれを吸収して成長する。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「臍嚢」の意味・読み・例文・類語

さい‐のう‥ナウ【臍嚢】

  1. 〘 名詞 〙 魚類孵化(ふか)したての仔魚腹部にある、卵黄のはいっている袋。子魚は自分でえさを捕食できるように成長するまで、中の卵黄を養分として吸収する。この時期の子魚を前期仔魚という。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android