( 1 )院政期以前には、一九日の月を指す確例が見つからないが、同義語とされる「寝待の月」は、「宇津保‐春日詣」に「二月二十日」のこととして「昨日こそねまちもせしか春のよのこよひの月をいかがみるらん」という歌が含まれているところから、一九日という特定の日の月を指していたと考えられる。また、歌学書にも「能因歌枕」に「十九日 ねまち」などとある。
( 2 )①の挙例「木工権頭為忠百首」で「寝待月」の題で二首「ふしまちの月」が詠み込まれていることなどにより、院政期頃から、「寝待の月」と「臥待の月」が同義語であるとの認識が生じ始めていたと思われる。
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...