臥やす(読み)コヤス

関連語 自動詞 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「臥やす」の意味・読み・例文・類語

こや・す【臥・伏】

  1. 〘 自動詞 サ行四段活用 〙 ( 動詞「こゆ(臥)」に上代の尊敬の助動詞「す」が付いて音の変化したもの ) 「こゆ(臥)」の尊敬語。横におなりになる。おやすみになる。多く、死んで横たわっていらっしゃるの意の場合に用いられている。
    1. [初出の実例]「しなてる 片岡山に 飯に飢(ゑ)て 許夜勢(コヤセ)る その旅人(たびと)あはれ 親なしに 汝(なれ)なりけめや さす竹の 君はやなき 飯に飢て 許夜勢(コヤセ)る その旅人あはれ」(出典日本書紀(720)推古二一年一二月・歌謡)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android