臨屯(読み)りんとん(その他表記)Lín tún
(R)Imdun

改訂新版 世界大百科事典 「臨屯」の意味・わかりやすい解説

臨屯 (りんとん)
Lín tún
(R)Imdun

中国,漢の武帝が衛氏朝鮮の故地に設立した郡名。武帝は前108年いわゆる漢四郡を開いたが,臨屯郡はほぼ現在の朝鮮の咸鏡道南部から江原道方面に置かれたものといわれる。郡治所の比定には諸説あって一致しない。次の昭帝の時代には諸般の事情からその維持が困難となり,前80年代から前70年代にかけて諸郡の統合が行われ,臨屯郡も楽浪郡に編入された。最近の朝鮮民主主義人民共和国の史学者は臨屯郡を含めて四郡の位置をまったく別個に比定しており,今後の研究課題となっている。
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