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臨洮 りんとう

大辞林 第三版の解説

りんとう【臨洮】

中国、秦代におかれた県名で、万里の長城の西の起点。現在の甘粛省岷びん県。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説


りんとう / リンタオ

中国、甘粛(かんしゅく)省中東部の県。定西(ていせい)地級市に属する。人口54万5400(2011)。県政府所在地は(とうよう)鎮。黄河(こうが)上流の支流河の中流にあり、関中(かんちゅう)と河西(かせい)、西域(せいいき)を結ぶ中間の要衝であった。漢代に狄道(てきどう)県が置かれ、その後、五胡(ごこ)十六国、南北朝の混乱のなかで狄道郡、武始郡、臨郡などの廃置が続いた。唐中期以降は吐蕃(とばん)に占拠されたが宋(そう)代に回復され、金(きん)代に臨府が置かれてからその名でよばれた。
 産業は、ジャガイモや漢方薬材を中心とする農業のほか、放牧、林業が行われる。金属加工、建築材料、食品加工などの工業もある。河西岸で発見された馬家窯(ばかよう)遺跡は、甘粛地方の新石器文化を代表する遺跡であり、このほかに辛店村(しんてんそん)、寺(じわさん)などの重要な遺跡もある。[秋山元秀・編集部]

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