自動巻き時計(読み)じどうまきどけい(その他表記)self-winding watch

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「自動巻き時計」の意味・わかりやすい解説

自動巻き時計
じどうまきどけい
self-winding watch

ぜんまいが腕の運動によって巻かれる腕時計。機械が側の中で動揺するもの,バンドに働く力の変動でバンドの掛かる部分が動くものなどもあるが,普通は,機械の中心位置に回転軸をもつ回転子 (ロータ) が,常に重力の作用で下方に向うときの力で巻かれる機構になっている。初期のものは,回転子がある角度だけ往復回転する半回式であったが,どの方向にも自由に回転する全回式が多くなった。ぜんまいがいっぱい巻かれたら,それ以上は回転子の運動によって巻切れないように,摩擦ばねの装置がついている。このほか機械的な脱進装置をもちながら,定期的に電気で自動巻上げをする電気時計も,広義の自動巻き時計といえる。これには分銅引きと,ぜんまい式があり,電力は交直いずれでもよい。

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